墨攻

漫画は読んだ事が有るんだけれど小説は読んでなかった。墨守という題名の本もあったようなんだけれど、出版社でも在庫切れのようなのでこの薄い文庫本にした。

読んだ感想。戦争は生死を左右するものだからやはり苛烈だなという印象。信賞懲罰という考え方は必要なのだろうけれど、自分の愛する者が殺された時にそれを受け容れられるかと言うと自分には無理なような気がする。ただ逆上する勇気を持てるのかというとどうなんだろう…。回りの人間もやりたくてやっているわけでは無いのは同様で、そういう意味でやはり残酷だなと思う。